THREELINE CATALOGUE 2024
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食器洗浄機は、洗浄力が高いアルカリ性の洗剤を使用しています。間違った使い方をすると、食器の汚れが十分に落ちず、付着した汚れが食毒保管庫での加熱乾燥により固化し、漂白しても除去しにくくなってしまいます。正しい洗浄を実践していただき、いつも衛生的できれいな食器をお使いください。脂肪でんぷんたんぱく質色素食物残渣水と混ざりにくく、動物性油脂は、常温下で固体になりやすい性質です。主な食品:サラダ油・ドレッシング・肉料理一般に炭水化物といわれていて、米飯などが乾燥して固まった汚れです。主な食品:米飯・うどん・スパゲティ加熱によって、食器に付着しやすくなる性質です。主な食品:卵・牛乳・刺身食品の色素が食器に付着する汚れです。主な食品:茶渋・ケチャップ・カレー有機性の汚れ無機性の汚れ金属汚れ付加的な汚れ口紅・手垢ほこり・スケールステンレスメタルマークメタルマークとは強化磁器や一般の陶磁器、FRPトレイ、メラミン食器などの食器表面にスプーンなどの金属類が強く接触したり、こすられたときにできる、黒色や銀色のスジ状の線のことです。一旦付くと落しにくくなりますので注意が必要です。洗浄温度が高いほど、除去が容易になる(50℃以上)熱変性した油は洗浄剤のアルカリと反応して石けん化し除去が容易になる水またはお湯(30~40℃)につけておくと落としやすくなる乾燥したでんぷんはアルカリ洗浄剤での洗浄が効果的酵素系浸漬洗浄剤で定期的に浸漬すると効果的熱変性したたんぱく質はアルカリ洗浄剤での洗浄が効果的固体脂(動物性脂)液体油(植物性油)熱変性すると除去しにくくなる米飯が乾燥して、固化すると極めて除去しにくくなる熱変性して凝固すると水に溶けにくくなる肉類の脂肪サラダ油米飯小麦粉たまご牛乳肉脂 肪汚れの種類主な食品汚れの性質効果的な落とし方でんぷんたんぱく質●主な汚れの種類食器につく汚れは、ほとんどその食器に盛付けられた食品の成分です。分類すれば次にあげられるものですが、通常はこれらが複雑に混合して付着しています。汚れの性質を十分知ることによって、トータルな洗浄手段、方法を得ることができます。落としにくい食品汚れには、熱変性した油、乾燥したでんぷん、熱変性して凝固したたんぱく質が挙げられます。このような汚れは洗浄特性を十分に理解した洗浄が必要です。●落としにくい汚れと洗浄特性メラミン食器洗浄の基本324

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